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赤ちゃんが人見知りする理由を解説!いつからいつまで?対処法は?気になる疑問を解決

医療法人みらいグループ
赤ちゃんの人見知りはいつからいつまで

赤ちゃんの人見知りが激しいと、ママやパパは「このまま人見知りが治らないんじゃないか」と不安になることもあるでしょう。大切な我が子には、たくさんの人に愛されて幸せになって欲しいと思うからこそ、心配してしまいますよね。

赤ちゃんの人見知りは一過性のものが多く、実は理由があって人見知りをしています。この記事では、赤ちゃんが人見知りをする理由や対策を紹介。赤ちゃんが人見知りをする理由を知れば、これまでと違った見方ができます。赤ちゃんの人見知りに悩んでいるママやパパはぜひ参考にしてみてください。

赤ちゃんが人見知りする2つの理由

赤ちゃんが人見知りする2つの理由
赤ちゃんの人見知りは、成長の過程で多くの子が経験するものです。人見知りが「成長の証」と呼ばれるのはこのため。では、人見知りが赤ちゃんの成長に関わっている理由を2つ紹介します。

理由その1.他人の顔や表情を見分けられるようになったから

新生児の視力は0.01程で、物どころか色も殆ど見分けることができません。成長と共に視力も上がり、生後3ヵ月頃には0.05程、生後6ヵ月頃にようやく0.1程になると言われています。人見知りが始まるのは、ママやパパの顔を認識できるようになった頃です。

これまでは色や形も曖昧だった世界の中で、ママやパパといると安らぎや心地よさを感じるようになります。つまり、他の人に抱っこされるよりも、ママやパパに抱っこされていたくて人見知りすることも多いのです。
ママやパパに抱っこされている状態なら人見知りをしないのに、床に下ろしたり他の人が抱くと泣き出してしまうケースは、これらの理由があてはまるでしょう。

理由その2.好奇心や恐怖心を感じるようになったから

赤ちゃんは視力の成長と共に、感情も成長していきます。そこで感じる好奇心や恐怖心によって人見知りしてしまうこともあるでしょう。

ママやパパ以外の人に興味があるけれど、同時に未知の存在に対する恐怖心も生まれます。正反対の2つの感情を処理しきれず泣いてしまうのが人見知りの原因と考えられています。

好奇心と恐怖心のバランスによって、最初は人見知りをするけれどすぐに馴染める子や、知らない人の顔を見るだけで泣いてしまう子などさまざまです。好奇心と恐怖心、どちらが強いのかによって人見知りの程度が変わると言えるでしょう。

赤ちゃんの人見知りはいつから始まるの?

赤ちゃんの人見知りは主に6~9ヵ月頃にはじまると言われています。人見知りは英語で「eight-months anxiety」、和訳すると「8ヵ月不安」です。

日本人の赤ちゃんに限らず、世界中の赤ちゃんが6~9ヵ月頃に人見知りを経験していることが分かりますね。

赤ちゃんの人見知りはいつまで続くの?

人見知りは一般的に7~9ヵ月に最も強く現れ、1~2歳程度まで続くことがあります。人見知りが終わる時期は、個人差が大きく一概に「いつまで」とは言えないでしょう。中には、そのまま大人になる子もいます。

しかし、大人になっても人見知りをして泣いてしまう人はいませんよね。赤ちゃんの成長をゆっくりと見守ってあげれば、いつか自分にとってぴったりな他人とのコミュニケーション方法が見つかっていくものです。

人見知りをする子・しない子の発達の違い

昔から「人見知りをする子は賢い」なんて言いますが、特に医学的な根拠はありません。確かに赤ちゃんの人見知りは、視覚や感情の成長にともなって見られる行動です。しかし、人見知りをしないからといって発達が遅れているということも一概には言えないでしょう。

赤ちゃんもそれぞれ個性があります。他人という新しい刺激を受け入れるのが得意な子もいれば、苦手な子もいるのです。

ただし、以下の点が気になる場合、自治体などで行われている発達健診などで相談してみるとよいでしょう。

  • 表情が乏しい
  • 感情の起伏があまり見られない
  • 目線が合わない
  • 名前を呼んでも反応がない

人見知りをしない赤ちゃんの中には、聴力や視力に何らかの問題があるケースも極まれに見られます。また、自閉症・発達障害などを疑われることもあります。

赤ちゃんの人見知り対策

赤ちゃんの人見知りは、成長する上で起こる当たり前の現象だと分かりましたが、外出先や他人と会った時に毎回大泣きされてはママやパパも困ってしまうでしょう。

続いては、赤ちゃんの人見知りを抑えたい人におすすめな対策方法を紹介します。

赤ちゃんの目を見ない

東京大学と京都大学が共同で行った赤ちゃんの人見知りに関する研究によると、人見知りの強い赤ちゃんは、相手と目を合わせるのを好まない子が多い傾向にあるという結果が出ました。人見知りの強い赤ちゃんは、自分の見ている相手から目をそらし、相手が自分を見ていない時に相手のことを観察しているようです。

人見知りの強い赤ちゃんと対面する場合、まずは目線を合わせないようにして赤ちゃんにしっかり観察してもらうと警戒心を持たれにくくなるでしょう。

参考:科学技術振興機構(JST)赤ちゃんの「人見知り」行動 単なる怖がりではなく「近づきたいけど怖い」心の葛藤

慣れるまであまり構わない

人見知りの赤ちゃんに対面する際、大人はさまざまな方法で赤ちゃんを笑わせようとします。しかし、人見知りをして極度の緊張状態にある赤ちゃんには逆効果でしょう。

想像してみてください。世間で人気のギャグを、全く知らない大人が急に目の前で披露してきたら、面白いと感じる前に警戒しますよね。

赤ちゃんも同じです。まずは、警戒心を解いてもらわなければ、どれだけあやしても赤ちゃんが笑顔を見せてくれることはないでしょう。赤ちゃんが慣れてくるまで、まずは構い過ぎずに様子をみるのがおすすめです。

ママやパパと仲良しな様子を見せる

赤ちゃんは目が見えるようになってくると、社会的参照という行動をとるようになります。社会的参照とは、近しい人の情動(表情や声色、雰囲気などの情報のこと)からさまざまなことを学ぶ現象です。

一番身近にいるママやパパの表情を見て、物事を判断するようになります。ママやパパが笑顔でいると赤ちゃんもニコニコと機嫌が良くなり、反対に不安そうな表情を見ると泣いてしまうのも社会的参照から起こる行動だと言えるでしょう。

つまり、人見知りをしてしまう赤ちゃんのママやパパが笑顔で他人に接していると、赤ちゃんは「この人(他人)といるとママやパパはニコニコしているから、怖くない」と感じる可能性があります。

人見知りの強い赤ちゃんのママやパパは無意識に他人と接する際に「泣いてしまわないかな」と緊張してしまいがちです。そんな緊張感が赤ちゃんに伝わってしまわないよう、まずはママやパパが他の人と仲良くする様子を赤ちゃんに見せてあげましょう。

人見知り中だということを前もって伝える

いくら人見知り中の赤ちゃんといっても、顔を見られただけで泣き出されて気分がいい人は少ないでしょう。ママやパパも相手の気分を害してしまわないか気になるものです。

そこで、事前に人見知り中であることを伝えておくのがおすすめです。友達や親戚などに会う前に「うちの子、今人見知り中なの。顔を見て泣いちゃったらごめんね」と一言伝えておくと、相手も理解を示してくれるでしょう。

赤ちゃんにとっては成長に伴う自然な行動とは言え、全ての人が人見知りについて詳しく知っている訳ではありません。人見知りは成長の過程で多くの赤ちゃんに起こること、決してあなたが嫌いで泣く訳ではない、ということを事前に伝えて赤ちゃんと対面してもらいましょう。

いろいろな人に会う経験を積む

赤ちゃんは日々さまざまな刺激を受けて学習を繰り返しています。そのため、多くの人に会う経験をたくさん積むことで、他人の存在に慣れることを覚えるでしょう。

実際に、早くから保育園に通っている赤ちゃんは、他人の顔を見ただけで泣いてしまうような強い人見知りを起こしにくい傾向にあります。先生や他の赤ちゃん、そして送り迎えをするママやパパなど多くの人に会うことで他人を受け入れる力が発達しているのでしょう。

小さな赤ちゃんが集まる児童館だけでなく、スーパーなどでも構いません。いろいろな場所で、さまざまな人と会う経験を積んであげてみてください。

パパに人見知りしてしまう赤ちゃんへの対策

パパに人見知りしてしまう赤ちゃんへの対策
単身赴任をしているパパや、赤ちゃんと生活リズムが合わないパパの中には、赤ちゃんにとって人見知りの対象となってしまうケースがあります。パパにとっては、とてもショックなことでしょう。

しかし、赤ちゃんはお腹の中でママや外の世界の音をよく聞いており、28週頃にはパパの声も認識すると言われています。お腹の中にいる時から声をよくかけていたり、生まれたばかりでまだ目が見えていない内からたくさん話かけて声を覚えてもらえば、赤ちゃんも人見知りしにくくなるでしょう。

既に人見知りしてしまっているという場合は、こまめにテレビ電話などをして赤ちゃんに声と顔のイメージを結び付けてもらう方法がおすすめです。パパに人見知りする赤ちゃんの中には「パパの声はするけど、目の前にいるのは知らない人」と、声と顔のイメージが一致せず人見知りをしているケースも多くあります。

昼休憩の時など、短い時間でもテレビ電話などでコミュニケーションをとり、声と顔を一致してもらうよう人見知り対策をしてみてください。

祖父母に人見知りしてしまう赤ちゃんへの対策

赤ちゃんの人見知りでママやパパが特に困ってしまう祖父母への反応。孫を可愛がってくれるのは嬉しいけれど、酷く人見知りしてしまい泣き顔しか見せてあげられないというケースも少なくないでしょう。

また、親族ということもあり「泣いてもずっと抱っこしていれば慣れるから」等、強引に赤ちゃんを抱いて長い時間泣かせてしまう祖父母に不満を感じてしまうママやパパもいます。

人見知りする赤ちゃんと祖父母を会わせる場合、事前にテレビ電話などで赤ちゃんとのコミュニケーションを取っておく方法の他、お散歩など外で会うのもおすすめです。
外なら音や風など多くの刺激があり、赤ちゃんが祖父母以外の人や物に意識を向けやすく人見知りを抑えられる可能性も高いでしょう。

また、抱き上げて泣いてしまったりした場合でも、泣いている赤ちゃんを頑なに抱っこしていては周りの人から不審な目で見られます。ママやパパにとって避けたい、泣いている赤ちゃんをずっと抱っこし続けるなんて事は起こりにくいでしょう。

いくら仲が良くても義理の家族の前では気を使ってしまうもの。赤ちゃんは気を遣っているママやパパの表情を見て緊張し、人見知りしている可能性もあります。なるべく祖父母の前でもリラックスして過ごせるように心掛ければ、赤ちゃんも早く祖父母に慣れてくれるかもしれません。

1歳や2歳を過ぎても人見知りが続く赤ちゃんへの対応

1歳や2歳を過ぎても人見知りが収まらず、同年代の子どもとのコミュニケーションが苦手な赤ちゃんもいるでしょう。保育園や幼稚園など、これから社会生活を始めることを考え焦ってしまうママやパパも少なくありません。

なるべく他人に慣れるよう、公園などに連れだしてもママやパパの傍で遊んでいる子もいます。そんな時は、無理に他人と関わらせなくても大丈夫です。
社会性が育つスピードは個人差がとても大きく、これまで人見知りで他人とは殆ど会話のできなかった子が、保育園や幼稚園に入園した途端におしゃべり上手になることもよくあります。

赤ちゃんには赤ちゃんのペースがあります。「誰とでも仲良くなれる子になって欲しい」というママやパパの気持ちも分かりますが、まずは赤ちゃんが小さな体の中に抱える不安や恐怖心を和らげることを重視してあげましょう。

人見知りをする子は、とても慎重に物事を判断する子が多いです。危険かどうかを考える力があると思えば、人見知りもそれ程悪い事ではありませんよね。子どもの個性を尊重し、ゆっくりと成長を見守ってあげてみてください。

まとめ

ママやパパを悩ませる赤ちゃんの人見知り。成長の過程で視力や記憶力、好奇心や恐怖心などさまざまな要因が重なっておこるものだと理解できますよね。人見知りの理由をよく知れば、まずは見守ってあげるのが一番だということがよく分かるでしょう。

しかし、中には人見知りする赤ちゃんに参ってしまい、気分が落ち込んでしまうママやパパも少なくありません。そんな時は、同年代の赤ちゃんを持つママやパパ、助産師さんなどに話を聞いてもらうのがおすすめです。「人見知りで困っているのは自分だけじゃないんだ」と思えれば、少しは気持ちも楽になることでしょう。

エナレディースクリニックでは、当院で出産されたママや赤ちゃんの交流会を行っており、現在は感染症対策としてインスタライブやZOOMで交流会を開催しています。気になる方は、ぜひ当院のInstagramアカウントをフォローしてみてくださいね。

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この記事の監修
エナみらいグループ総院長 宿田 孝弘
宿田 孝弘
エナみらいグループ総院長
札幌・石狩の産婦人科「エナレディースクリニック」の宿田です。母と子に優しいお産、女性が求める医療がエナにはあります。札幌・石狩市での出産や婦人科疾患のお悩みなど、お気軽にご相談ください。